ニュージーランドの主な経済指標の発表スケジュールをまとめました。
2024年1月15日月曜日- 第3週 の発表は以下が予定されています。
16日 | FX monthly turnover | NZ準備銀行(RBNZ) 月次外国為替取引出来高 |
NZIER Business Confidence Q4 | NZ経済研究所(NZIER) 第4四半期ビジネス景況感指数 | |
17日 | Electronic card transaction Dec | 12月電子カード取引 |
18日 | REINZ house prices Dec | NZ不動産協会(REINZ) 12月住宅価格 |
Selected Price Indicators Dec | 12月特定物価指数 | |
19日 | Business NZ PMI Dec | ビジネスNZ 12月製造業景況感指数 |
Migration Dec | 12月 移民者数 |
ものかん
今週は、ビジネス景況感やカード取引、食品や燃料等の価格指数などインフレ関連の指標が多く発表予定になっていますが、景況感は割と楽観的な結果、カード取引は財布の紐の硬さを再確認し、価格指数は特にガソリン価格の軟化が改めて確認できる内容になることが予想できるので、私は、それらよりも18日の12月住宅販売戸数および価格と、19日の12月移民者数に注目します。
住宅販売戸数および価格の下落は底を打ったとはいえ、移民者数が記録的増加となっている事を鑑みれば住宅市場が伸び悩んでいることは明白で、大幅に増加した人口(国民)が、マイホームを求めて活発に動き出すサインが今回の発表で見られるかどうか。そしてさらなる移民の波が押し寄せるのかどうか指標に注目してみてください。
また余談ながら、KiwibankやTSB、Co-operative Bankといった銀行ではすでに長期定期預金の金利を下げ始めています。RBNZを筆頭に殆どのアナリストも2024年半ば以降に政策金利の利下げを予想している中での動きですが、これらの動きは各種経済指標を追っていれば簡単に想像できるものです。経済指標の内容は難しそうに聞こえがちですが、知っておくことは生活をより豊かにするための選択を具体的な数字を参考に行う事ができるので、興味を持ってみていくことをお薦めします。
これら1つ1つの経済指標の発表から、どのようなことが分かるのか? 個人の日常生活にどのようなインパクトを与えるのか?についてリストにまとめた下記記事も併せてご覧ください。
ニュージーランド経済指標リスト: 意味と生活への影響
ニュージーランドの経済を探る鍵となる主要な経済指標を英語と日本語で一覧にしました。これらの指標が何を意味し、日常生活にどのような影響を与えるか、ぜひチェックしてみてください。経済動向を読み解き、より賢い金銭計画を立てる手助けになります。
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