ニュージーランドの主な経済指標の発表スケジュールをまとめました。
2024年2月12日月曜日- 第7週は以下が予定されています。
ニュージーランド:主要経済指標カレンダー
12日 | REINZ house sales Jan | 1月 REINZ住宅販売 |
13日 | Business Inflation Expectations Q1 | 第1四半期 ビジネスインフレ予想 |
14日 | Electronic card transaction MoM Jan | 1月 月次電子決済 |
Selected Price Indices Jan | 1月 特定物価指数 | |
15日 | Migration Dec | 12月 移民者数 |
16日 | RBNZ Gov Orr Speech | RBNZ Adrian Orr総裁 基調講演 |
Business NZ PMI Jan | 1月 ビジネスNZ 製造業景況感指数 |
ものかん
先週発表された労働市場統計は、金利上昇の結果生じている経済のクーリングと失業率の上昇の「遅さ」を改めて確認した形となり、一部アナリストは早々と追加利上げ予想の記事を書くなどしています。
その背景には、RBNZ(ニュージーランド準備銀行)が、一貫して2024年第3四半期(7-9月期)までにインフレ率は3%を下回ると予測しているのに対して今のスピード感では実現が難しいと考えられるためで、語弊を恐れず大雑把に言えば、RBNZが昨年11月のマネタリーポリシーで述べていた「今後6ヶ月以内に追加利上げの可能性」をこの2月と4月の金融政策決定会合で決定して、「予測したとおり」に近づけるという類の分析です。
約2週間後の2月28日に行われる金融政策決定会合で政策金利を据え置くのか、それとも利上げを行うのかはについては、会合が開かれるまでの期間に発表されるさまざまな経済指標にも注視が必要です。
今週はビジネスインフレ予想と、RBNZのAdrian Orr総裁が行う基調講演で現在の状況についてどのような認識をしているのか?についてのコメントの有無およびその内容に注目。
2月28日に行われる金融政策決定会合では、追加利上げの有無にかかわらず、RBNZが下す判断とあわせてその根拠を知る機会になるはずです。
これら1つ1つの経済指標の発表から、どのようなことが分かるのか? 個人の日常生活にどのようなインパクトを与えるのか?についてリストにまとめた下記記事も併せてご覧ください。
ニュージーランド経済指標リスト: 意味と生活への影響
ニュージーランドの経済を探る鍵となる主要な経済指標を英語と日本語で一覧にしました。これらの指標が何を意味し、日常生活にどのような影響を与えるか、ぜひチェックしてみてください。経済動向を読み解き、より賢い金銭計画を立てる手助けになります。
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