ニュージーランドの主な経済指標の発表スケジュールをまとめました。
2024年6月3日月曜日- 第23週は以下が予定されています。
ニュージーランド:主要経済指標カレンダー
5日 | Global Dairy Trade Price Index | GDT価格指数 |
Terms of Trade Q1 | 第1四半期 交易条件指数 | |
6日 | Building Work Q1 | 第1四半期 竣工件数 |
ANZ Commodity Prices Index May | 5月 ANZコモディティ価格指数 |
ものかん
先週はニュージーランド現政権の政策を具体的に数字に落とし込んで国民に公示する2024年度予算案の発表がありました。
紙面等ではNo Surprises など驚きのない内容だったというの見出しが見受けられましたが、連立政権としては選挙時の公約をほぼ守るような形でした。
景気が下向きななか、国の財政短期見通しはよりネガティブでOBEGAL(Operating Balance Before Gains And Losses 政府の歳入と支出の差) はGDPの3.1%相当の赤字と予想(2.7%からの増)され政府は120億ドルの借入増額を見込んでいる。
国が赤字増を予想している中で個人の所得減税が発表されましたが、政府の運営に当てる予算は年間で24億NZドルと、前政権が見込んでいた35億ドルから大幅に縮小させて厳しく我慢の年になることを自ら課した形。
国が節約運営を行うとするこの動きは、財布の紐を結び、過度にお金が市場に出回らせない事でインフレ率を下げて経済回復を目指すRBNZ (Reserve Bank of New Zealand: ニュージーランド準備銀行=NZの中央銀行)にとっては歓迎される内容だったと言えると思います。
これら1つ1つの経済指標の発表から、どのようなことが分かるのか? 個人の日常生活にどのようなインパクトを与えるのか?についてリストにまとめた下記記事も併せてご覧ください。
ニュージーランド経済指標リスト: 意味と生活への影響
ニュージーランドの経済を探る鍵となる主要な経済指標を英語と日本語で一覧にしました。これらの指標が何を意味し、日常生活にどのような影響を与えるか、ぜひチェックしてみてください。経済動向を読み解き、より賢い金銭計画を立てる手助けになります。
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