ニュージーランドの主な経済指標の発表スケジュールをまとめました。
2024年7月1日月曜日- 第27週は以下が予定されています。
ニュージーランド:主要経済指標カレンダー
1日 | Employment Indicator May | 5月 雇用指数 |
2日 | NZIER Survey of Business Opinion Q2 | 第2四半期 NZIER 企業意識調査 |
Building Permit May | 5月 建築許可件数 | |
3日 | Global Dairy Trade Price Index | GDT価格指数 |
ANZ Commodity Price Index June | 6月 ANZコモディティ価格指数 | |
CoreLogic Dwelling Prices Jun | 6月 CoreLogic 住宅価格 |
ものかん
先週発表された諸指標もニュージーランド経済が横ばいであることを支持する内容でした。
ビジネス信頼感指数は5ヶ月連続の下降をみせて5ポイント低下。消費者信頼感指数も2ポイントの低下でした。
それぞれの指標を簡単に言うと、ビジネス信頼感指数は企業が「ビジネスをうまくいっている」と思っているかどうかの数値。消費者信頼感指数は個人が「お金を使いたい」と思っているかどうかを示す数値で、個人はお金を節約したがっていて、企業はビジネスが上手くいっているとは言い難い状況であることが見えます。
また注目は値上げを検討する企業が3.6%から3.5%と若干ながらも減少しているにも関わらず、消費者はインフレがさらに高まると考えている向きが3.8%から4.2%に増えている点。
一見すると、悲観的な状況が続いていますが、大局としては、インフレ率を下げるために高金利を維持することで銀行にお金を回収させて市場に出回る量を下げるようにRBNZが意図的に作り出している状況が緩やかながらも機能し続けていて、経済を復活させるためのプロセスを踏んでいるといえます。
これら1つ1つの経済指標の発表から、どのようなことが分かるのか? 個人の日常生活にどのようなインパクトを与えるのか?についてリストにまとめた下記記事も併せてご覧ください。
ニュージーランド経済指標リスト: 意味と生活への影響
ニュージーランドの経済を探る鍵となる主要な経済指標を英語と日本語で一覧にしました。これらの指標が何を意味し、日常生活にどのような影響を与えるか、ぜひチェックしてみてください。経済動向を読み解き、より賢い金銭計画を立てる手助けになります。
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