ニュージーランドの主な経済指標の発表スケジュールをまとめました。
2024年9月23日月曜日- 第39週は以下が予定されています。
ニュージーランド:主要経済指標カレンダー
23日 | Trade Balance Aug | 8月 貿易収支 |
27日 | ANZ Roy Morgan Consumer Confidence Sep | 9月 ANZ・ロイモーガン 消費者信頼感指数 |
先週発表された第2四半期国内総生産によるとニュージーランド経済は0.2%源(前年同期比0.5%減)となり、経済縮小が続いていることを改めて確認する形でした。接客業や小売業など厳しい状況の業界もありますが、RBNZが8月の時点で0.5%減を織り込んでいたことを鑑みれば、下をむき悲壮感が漂うような内容ではありません。端的に言えば景気縮小は続いているがRBNZが考えていたほど深化ペースは早くないといえます。
また金利高で苦しんでいたローン支払者は、まだ高い利率であるものの、RBNZの利下げやが今後続くことを織り込んだ金融機関がこぞってローンの利下げ競争を始めるので12ヶ月またはより短期のローンを組んでいる家庭が随時、従来よりも低金利のローンに切り替わっていき、景況感の改善が徐々に時間をかけてみられてくると考えられます。
ところで、経済縮小が続いているということは雇用も縮小が続いていると言えるわけですが、BNZと当ブログでもモニターしている求人情報サイトSeekによる雇用レポートが本日公開されていました。
これによると8月の求人広告は前年同月比28.2%減で2013年依頼の最低水準(Covid-19の期間は除外)となり、また1つの求人に対する応募件数も3%増で過去最高を記録したとのこと。原文の記述が大雑把で不明瞭な点が多いものの、応募件数を地域別でみるとウェリントンがなんと+74%。業界別では、消費財・小売(一般消費者を顧客として食料品や衣料品、家庭用品を扱う小売業)が+119%とそれぞれ年間最大の増加となっているとの事。興味のある方はリンクから直接PDFのレポートをご覧ください。
これら1つ1つの経済指標の発表から、どのようなことが分かるのか? 個人の日常生活にどのようなインパクトを与えるのか?についてリストにまとめた下記記事も併せてご覧ください。
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