図書カードがあれば有料のIELTSや 英語の読み 書き 発音の個別強化がオンラインで無料受講できる

生活

オークランドで図書カードを作る(無料/NZに住所がある方に限る)と、IELTS対策を始めとする下記6つの英語学習を無料でオンライン受講できるのをご存知でしょうか?
*オークランド以外で同様のサービスを提供している自治体についてもリストを掲載しています。
ぜひ最後までお読みください。


ニュージーランドに移り住んで年月が流れ、英語での会話はなんとなくできるし不自由もさほどない。だけど、今も英語力に自信がない

Perdon?と聞き直されると声が小さくなってしまいがち

英語の書類は読むのに5倍の時間がかかる!

IELTSの勉強に適した教材を探してるけど、テキストもけっこういい値段するなぁ

など、既に住んでいるけど、英語には苦労しているという方々だけでなく、英語力全般を高めたいという学生やワーキングホリデーのみなさんにもおすすめの自治体サービス。


6つの無料プログラムの特徴をまとめたのでご覧ください。

リーディング学習
リーディングに特化したコース。さまざまなテキストとトピックを使用してボキャブラリを増やしたり、スキムリーディング(斜め読み)のテクニックなど、6つのレベルでさまざまな読解スキルを学習します。

発音学習1
Clear Pronunciation 1では、音声、ビデオ、インタラクティブなアクティビティを通して、英語の43の音を認識し、正しく発音できるようになります。
また、音や単語を声に出して発音する様子を録音できます。
発音できるようにします。
発音モデルは下記 3つのモデルから選べます。
‐ オーストラリア英語
‐ イギリス英語
‐ 北米英語

発音学習2
Clear Pronunciation 2では、より高度な発音をマスターするために、自然で流暢なスピーチの特徴である、単語と文の強調、子音クラスター、連結音声、イントネーションに焦点を当てます。
発音モデルはClear Pronunciation 1同様に3つのモデルから選べます。

ライティング学習
このコースでは、メッセージの構成、正しい語彙の選択、適切なライティングスタイルの選択などを学びます。
これらの方法は、学校でエッセイを書くときでも、友達にメッセージを送るときでも、さまざまな場面で活用できます。

文法学習
5つのレベルに分かれた33の主要文法分野から成るTense Busterは、Clarity Englishで最も人気のあるコースです。
語学学校の学生から独立した学習者まで、このわかりやすいコースは英語力を向上させたいすべての人に最適。

IELTS受験対策
IELTS運営団体British Councilのオフィシャル受験対策コース、Road to IELTS の有料フルバージョンが General または Academic がいずれも無料で提供されています。
公式サイトによると、「インタラクティブなアクティビティ、ブリティッシュ・カウンシルのIELTSエキスパートによる解説動画、問題形式ごとのコツ、ダウンロード可能な本番形式のテストなど、様々なコンテンツをご用意しています。IELTS受験を目指す方のための、最新の情報を踏まえた対策ができる総合的なサイトです。」とのこと。

公共施設である図書館を利用するための図書カードを持っていなければ受講資格も得られないことを考えれば、本来有料のプログラムを英語を母国語としない移民に無料で提供してくれているのはニュージーランドの各自治体です。

そして自治体の図書館ネットワークを介して、これらのプログラムを供給しているのが1992年にマレーシアで誕生したClarityEnglishという企業。

ニュージーランドでは、図書館だけでなくワイカト大学とも提携して同様のサービスを学生に提供しているようです。
また諸外国の教育機関や、IELTSの運営団体British Councilとも提携している様子が伺えます。

オークランド同様に複数のコースを提供している自治体はクライストチャーチ。
そしてコース数は減りますがウェリントンとハットシティ、パーマストンノースが挙がります。
*クライストチャーチは今回把握した中で最多の7コースを提供していました

この他に、Road to IELTSだけは提供しているという自治体が8ありました。
全く提供していない自治体もあったので今回調べた範囲でそれぞれを表にまとめておきます。
(2024年10月 ニュージーランドのお金どっとこむ 調べ)

Road to IELTSActive ReadingArrivals in EnglishClear Pronunciation 1Clear Pronunciation 2Practical WritingTense Buster
Auckland
Academic
General
Christchurch
Academic
General
Hutt City
Academic
General
Wellington
Palmerston North
リンクをクリックするとログイン画面にとびます。図書館会員になっていない方はまずは図書カードを取得する必要があります。
ものかん
ものかん

クライストチャーチとハットシティでのみ提供されているArrivals in Englishというコース。

ニュージーランドに到着したばかりで英語が初級レベルの学習者を対象としたプログラムだそうで、下記のような日常シーンで使える内容を中心に構成されているとのこと。

用紙の記入・医者との会話・お金と銀行・食品の買い物・入国審査・仕事探し・公共交通機関・緊急事態

Far North DistrictHamiltonNelsonQueenstown
Selwyn DistrictTaupo DistrictWaimakariri DistrictWestern Bay of Plenty
リンクをクリックするとログイン画面にとびます。図書館会員になっていない方はまずは図書カードを取得する必要があります。

Rotorua Library
Ashburton Library
Napier and Taradale Library
Invercargill City Libraries

ここにも掲載されていない地域の図書館については当ブログ未確認となります。
調べたい自治体の図書館名と、提供有無を確認したいサービス名で検索してみてください。
検索キーワード例:「 NZ, Westland District Library, “Road to IELTS” 」

既に図書カードを持っている方は、上記リストから図書カードを発行を受けている該当地域のリンクをクリックしてログインしてください。

まだ図書カードを作っていないという方は最寄りの図書館または、オンラインで会員登録を行ってください。

主要都市の図書館会員登録ページのリンクを用意しました。該当地域にお住まいの方はリンクからオンライン登録サイトに行くことができます。

オークランド 
ウェリントン 
クライストチャーチ 
ハミルトン 
タウランガ 
クィーンズタウン

上記以外の地域にお住まいの方はGoogleでお住いの広域地域名とjoin the library online と入力して検索すれば該当地域の図書館のサイトでJoin the Libraryというページがでてきます。

もしわからなければ寄りの図書館で登録を行ってください。

図書カード番号(Library card number)とPINが受講をする際のログイン情報として必要になります。取得したら必ずメモしてください。

図書カードを取得したら、あとは受講するだけで、その流れも非常に簡単です。
実際にどのように受講を開始すればよいのかClear Pronunciation 1を使ってみました。

はじめにご自身が持っている図書カードの発行元となる自治体が提供しているプログラムを上記リストから選んでクリックします。

ログインすると次に下記の画面が表示され、Clear Pronunciation 1に登録(Sign in/ Register)するか、またはゲスト(Continue as a guest) として利用するかを選択します。

ゲストは体験入学のようなお試しができるようです。
どのようなコースなのかを見て実際に学習してみて、続けたいと思ったら登録すると言った感じなのかなと思います。

ゲストでも動画を見たり、用意されているPDFの資料をダウンロードできたり学習開始したりといったことができましたが、進捗レポート機能を使うことができませんでしたので、継続して学習したい場合は登録するしかないようです。

登録は非常に簡単。


SignIn/ Loginボタンをクリックすると画面が下記1枚目の画像に変わります。
画像に記した手順に沿って登録・サインインをすれば受講開始となります

*図書カードを利用して受講する限り、登録およびコース開始に費用が発生することはありません。

一度登録を済ませればClarityEnglishの他コースも同じ登録情報で Sign inでき、すぐに学習を開始することができます。

サインインすると、イントロダクションの動画などと併せてその下にStart the course!ボタンが表示されます。

このままスタートボタンをクリックして受講を開始してもよいのですが、発音モデルの初期設定はオーストラリア英語が選択されている点に注意してください。

用意されている発音モデルは下記の3つあります。

‐ オーストラリア英語
‐ ブリティッシュ英語
‐ 北アメリカ英語

発音モデルを変更したい場合は、画面上部のメニューからSettingsを選択し、表示される画面から学習したい発音モデルを選択します。


どの発音モデルを勉強すべきか迷っている方向けに動画も用意されているので、必要なら見てみるとよいでしょう。
また動画の下にChannelというのが3つあるので、インターネット環境の良し悪しで必要に応じて変更するとよいかと思います。

全ての設定が終わったら、画面左上にあるBackボタンを押して設定完了です。

本稿でご紹介している全ての英語学習コースはClarityEnglishが各自治体とライセンス契約して我々に提供されています。

初回時に図書館IDを利用して図書館サイトにアクセスして希望するコースに登録すると、その登録情報はClarityEnglishに紐づくので、以後、他のコースを受講したいと思った時に再度登録する必要はなく、初回に登録した情報で Sign In してすぐに受講開始できます。

英語力は高めたいけど、息抜きもしたい。

という方に、もう一つ、図書カードの活用方法をお伝えします。

なんと図書カードを持っていると、ニュージーランドにいながらにして日本で発行されたばかりの最新の雑誌を無料で読む事すらできてしまいます。

詳細はこちらの記事を御覧ください。

できる事なら、息抜きも日本語ではなく英語環境のままできる方法を探したいという方も居ると思います。

そんな方におすすめなのは英語の雑誌をめくること。

ファッションに興味のある方には、世界の最新ファッション雑誌を。
音楽に興味のある方には世界の最新音楽雑誌を。
旅行が好きな方には世界の最新旅行雑誌を。
ゲーム、経済、科学、アート、ペット、写真、スポーツ、車などご自身が興味のあるトピックの雑誌をめくり、そこに書かれている英語の記事を読むことで英語に触れ続けながらちょっとした息抜きもできてしまう。

図書カードを持っていれば、これも無料でできてしまいます。

詳細はこちらの記事を御覧ください。

ニュージーランドはもとより、日本国外で生活をするなら、たとえその国が英語圏でなくても「英語力は大切だ」と私、ものかんは感じています。

海外生活が長くなるにつれ、日本語を話す友人やコミュニティに囲まれたり、IT技術の発展によって翻訳ツールが利用できるようになったこと等で、英語を積極的に使う機会が減り、英語に苦手意識を持ったままでも日常生活に大きな支障を感じることも少なく暮らしている方も少なくありません。

しかし、私が「英語力が大切だ」と思うのは、日々の生活を送るためだけではありません。

英語力を磨くことは、新しいチャンスを得たり、より多くの人々とつながり、世界を広げるための手段だと思っています。

英語力を日本語力に置き換えて考えてください。

仮に成人が小中学生レベルの語彙・表現力で会話をしても、相手は理解できるでしょうし、生活自体にはさほど大きな問題は起きないかもしれません。

しかし、その限られた語彙・表現だけでは深い交流や新しい機会をつかむためのハードルがまだまだ高いのではないでしょうか。

英語力を磨くことは、単に言葉を学ぶだけでなく、日常を越えた新しい出会いや経験を通じて、自分自身の可能性を広げ、生活をより豊かにする一つの手段だと感じています。

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