当ブログ「ニュージーランドのお金」では、
ソーシャルネットワークとして X(旧Twitter)@nznomoney を活用してニュージーランド在住の日本語話者およびニュージーランドでの生活や経済に興味のあるの読者の皆さんと日々つながっています。
本記事では、前週(月曜〜日曜)の1週間 Xでブログ筆者 ものかん が発信した投稿の中から、気になったニュースや話題をあらためてピックアップしてまとめています。
主なテーマはニュージーランドと日本に関連のあるトピックまたはニュージーランド国内の以下の内容:
- 経済・仕事・社会
- 仕事・キャリア
- 暮らしや制度
- ちょっと気になったニュースや話題 など
ものかんが個人的に気になったことに、現地からのひと言コメントを添えたり、添えなかったり。
気軽に流し読みできる形でお届けしています。
「ちょっと気になる」「へ〜そうなんだ」くらいの感覚で、どうぞゆるっとお楽しみください。

気になる話題があれば、ぜひ「いいね」や「リポスト」等で教えてください。反応があると、すごく励みになります!
前週の注目トピック
FonterraのHurrell CEO、お膝元というだけの理由でNZにだけ別の価格を設けることを完全拒否。国際取引価格が存在する産業であり、グローバル企業として当然の応答。さらに「NZ経済にとってバター価格の値上がりは良いこと」と至極まっとうな発言で感情論に冷や水を浴びせる。https://t.co/eWThuk6V8F https://t.co/Kke2JYlgqU
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 24, 2025

バター価格騒動──価格急騰に「誰が儲けてるんだ?」と国民の不満が募り、感情論をメディアが煽ったような形で国会も動かされた感が強いですが、CEO氏の至極まっとうな説明に、国はあっさり納得した様子。
結局、国民の不満を「聞いたふり」して、感情論から国際取引価格をベースにした数字の話に戻しただけのドタバタ劇感が強かったという印象。
解説:国際取引価格は英語でGlobal Dairy Trade Price といい、商品が国際市場で売買される際の基準価格のことです。バターの場合も…
GDTと呼ばれる国際オークションで価格が決まり、その結果が世界中の取引価格の目安になっていて、酪農産品取り扱い世界最大級規模のFonterraもこの国際相場に沿った価格設定(海外で売れる価格=国内でも適用される価格)をしています。
下記のGDT公式サイトをみると7月に入り若干価格を下げていますが、まだ高止まりという状態。
小売価格となると各社の在庫や販売戦略もあるので、すぐに売価に反映されないことも多いですが、今回のような注目度の高い時ならセール価格で投下してくるなど敏感な値動きもみられそうです。

経済・金融・ビジネス
昨日NZのインフレ率が大方の予想(2.8-2.9%)よりもやや良い2.7%と発表されたので、来月8月20日にRBNZが発表予定の政策金利は0.25利下げする可能性がより高まりました。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 22, 2025

次回の金利発表までにまだ20日強ありますが、現時点ですでにアナリストらは利下げを確定路線とみているようです。
ニュージーランドのKmart、今年9月から、6か月以上勤務している従業員にLiving Wageを適用。https://t.co/QdJs59sxCW https://t.co/ZLJTVheJwD
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 22, 2025
🇳🇿NZの小規模事業者向け
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 22, 2025
Visa×ANZのコラボ企画「Business Boost」が応募受付中。ANZ口座を持つ年商$100万未満の応募事業者から5社を選出し、最大$2万相当の(現金ではなくサービス)ビジネス支援を提供。
支援例:ブランド戦略、広告・SEO、商品開発、財務アドバイスなどhttps://t.co/1lS9LjpJU7
ニュージーランド南島グレイマウス近郊のReeftonにある蒸留所Reefton Distilling Co.がウィスキーの在庫拡充とそれに伴う設備拡大を目的とした200万ドル増資にかかる投資家の一般公募を開始。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 23, 2025
かなり興味有だけど上手くいっても回収は5年以上先。流動性リスクが高い投機だねhttps://t.co/Ldm3sLdnmE

200万ドルの一般公募による増資は、不特定多数の投資家から合計で200万ドルです。
現在Snowballで最低$1500から投資を募っているので興味のある方はこちらから覗いてみてください。
https://www.snowballeffect.co.nz/offers/show/reefton-distilling-co-2025-vkh02
2021年にWarner Bros Discoveryが買収したニュージーランドの民放TV局Three。赤字垂れ流しを止めらぬままSky TVにNZ$1で売却合意。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 23, 2025
WBDにとっては「持ってるだけでコスト」だったという結果に。SkyTVは既存のサブスクに無料放送分野を加えてシナジー効果をどうだせるのか? https://t.co/nHXvS0Vfr2

単体での収益化は厳しいでしょうから、シナジー効果の出しどころは、Skyが他事業で稼ぐための導線としてThreeを広告媒体化させて顧客獲得チャネルとして活かす一方でブランド力強化をはかることなのかなと。Skyがどう動くのか楽しみです。
仕事・キャリア
暮らし
知ってる?
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 22, 2025
🇳🇿ニュージーランドでは「朝一番の水をそのまま飲んじゃダメ」なんです😱
オークランド水道局(Watercare)も毎回メールでこう注意👇
「NZの水は少し酸性で、鉛や銅などが配管から溶け出しやすい。朝はまず水を流してから使って」… pic.twitter.com/Pjygo5l1HK

多くの方に反応いただいたこの投稿ですが、「日本も同じようなも」のという情報シェアをいただき、またそれを受けて私もAIに豪・米・独の事情を聞いてみたら正誤は確認してませんがやはり同じ感じみたいです。
つまり「朝一の水はNG」は一般的だという可能性もありそうです。
●オーストラリア (NSW州)「朝一は配管内の水を数秒〜1分流してから飲もう!」
NSW州水道局 https://waternsw.com.au/water-quality
●アメリカ 「6時間以上使わなかった水は30秒〜2分流してから飲むべし」
環境保護庁 https://epa.gov/ground-water-and-drinking-water/basic-information-about-lead-drinking-water
●ドイツ 「長時間使わなかった水は飲まずに流してから使おう」
連邦環境庁 https://umweltbundesamt.de/themen/wasser-trinkwasser
知ってた?
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 25, 2025
Rebel Sportでは、商品購入から14日以内に値下げされてたら、申告すると差額を払い戻してくれるらしい😳
「は?買った次の日にセールかよ😭」
みたいな悔しい思いを汲みとる顧客満足度を考えた制度って事か。 https://t.co/c7L409U6A4

こちらも多くの方に反応いただいた投稿。
「コストコ、nood(家具屋)、JBHIFIで返金かギフトカードで差額を返してもらったことあります」という実体験もシェアしていただきました。
家族の支援に逆流現象。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 25, 2025
ニュージーランドでは長きに渡りBank of Mum & Dad という言葉があるように、若い世代の子が親の援助を期待する傾向があったけど、今どきは老後の資金不足からBank of Childrenが増加中だって。https://t.co/HVEyLVe9Ul
気になったネタ
知ってる?
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 21, 2025
日本生まれで、今や世界の定番パズル「数独」。
そして、これを世界に広めたのは🇳🇿ニュージーランド人にして香港の刑事裁判所で判事を務めていたWayne Gould氏。彼が英Times紙に直談判してSudoku掲載が始まったのが世界進出のきっかけ。https://t.co/gsPumKDPMz
知ってる?👖
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 23, 2025
リーバイスは1960年代後半から日本で人気に火がつきはじめ、70年代にはジーンズの代名詞に。
そんな黄金期のリーバイスで日本支社長〜アジア太平洋支社長を務めたのは、なんと🇳🇿ニュージーランド人のBrian Martin氏。
今はNZ在住で、オークランドのジャパン…
🇳🇿NZメディアでも日本では外国人が不動産を安価に購入できる現状を紹介。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 24, 2025
記事はNZの一家が日本で別荘として購入した住宅と生活体験が中心だが、外国人でも購入可能である点と共に一軒家と購入にかかる諸費用も明記。誰でも買えてしまう日本の現行制度は見直し必至。 https://t.co/mHsYIiR4fO

日本は長年に渡り(現在に至ってもなお)、内需主導・言語的にも文化的にも閉じた社会構造なだけに、外への意識が欠如していて、不動産のように制度だけがやたら開放されている分野では、「外からの流入」に対する制度的な耐性が整っていない。現代は、これに加えて物価の安さ・地域ごとの人口減・固定資産税の低さも絡んで、不動産なんかは「国際マーケット化」しつつあり、国として早急に制度を見直すべき時期にきていると強く感じますね。
🇳🇿海外の高額投資家がNZの住宅を買いやすくなる特例法案を年内に導入予定。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 25, 2025
ゴールデンビザ申請者が「何千万ドルも投資するのに家は買えないとかなにそれ?」とご不満な様子。
政府は「外国人住宅購入禁止」の枠組みを維持しつつ、「超リッチ」にだけ特例を認める動き。https://t.co/oTBn31UDi3 https://t.co/0M7EIJM5NI
今年もニュージーランドNo.1のハムとベーコンが発表。ベーコンNo.1に輝いたのはオークランドのシルバーデールにある有名店Sams ButcheryのNaturally maple streaky bacon。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 25, 2025
ちなみに同店はMini Champagne Hamでも昨年No.1に輝いてます。https://t.co/3fvQBISFFF
最後に
「今週のつぶやき」は毎週更新していますが、Xでは日々つぶやいているので、ぜひフォローを!
Xアカウントへ

ニュージーランド経済の全体像をつかみたい方向け基礎知識はこちら

毎週更新している求人情報はこちら
毎週更新しているニュージーランドで「日本関連スキル」を活かせる求人まとめもあります。
日本語力だけでなく、日本関連の知識・経験・技術など、ニュージーランドで日本に関わる仕事を探している方はこちらをご覧ください。

日本語教育関連の求人は出てきたタイミングで更新しています。

匿名の質問を受け付けています
ニュージーランドのお金では、運営・執筆者 ものかんに完全匿名かつ無料で質問できる「マシュマロ」を利用しています。
質問者が誰なのか一切わらない仕組みになっているので、ちょっと聞いてみようかな?とおもったら、こちらから気軽に送ってください。
(逆に、名乗ってものかん宛にメッセージなどを送りたい場合は、問い合わせやXのDMなどが良いと思います)
応えた質問は、下記のようにX上で答えと共に公開してます。
バイトってwww そんなバイトあるのかー😯#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/fmairFa2TA
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) June 25, 2025
