当ブログでは、日本語が必須・有利であること、または日本の技術・知識・経験が求められているニュージーランド国内の求人広告を対象に、英語で募集されている求人に限って独自に統計を取り、その一部をご紹介しています。
ただし、英語で募集されていても、表現が曖昧だったり、当ブログの基準に合致しない求人も存在します。
なかには「これは書き方の問題では?」と感じるものもあり、判断が分かれるケースもあります。
そこで当ブログでは「基準外求人」として、統計には含めていないものの、読者の判断に委ねるべき求人を取り上げ、当ブログとしての考察や注意点を添えてご紹介します。
求人原文
本稿では求人内容の日本語化を行っておりません。
下記のスクリーンショットを見て求人に興味を持たれた方は記事の最後に用意している英語原文リンクからご覧ください。

掲載元:JobSpace
掲載日:4 Septrember 2025
広告主:Hire Minds Recruitment Limited (人材紹介会社)
求人企業:非公開
ポジション: Regional Chef
勤務形態: Full time
勤務地:All, Canterbury
給与:Hourly $42 – $50.34
広告主サイト:https://www.hireminds.co.nz
求人企業サイト:N/A
求められている日本(語)に関連した能力
日本食(寿司含む)の調理経験
原文まま:looking for a skilled and experienced Regional Chef with a strong specialty in sushi and Japanese cuisine
基準外とした最大の理由
- 求人広告主の人材紹介会社のウェブサイトに情報がなく、また同人材紹介会社のSNS(FacebookとX)アカウントも一切更新がなく、活動が行われているのかどうか不明。
- 求人の勤務地もMultiple store locations in the Canterbury regionと、非常に広範囲をカバーするのに不明瞭。
AIによると、カンタベリーの面積は約 44,500 km²。比較として九州全域は約36,000 km²なので守備範囲は超広大。

- Canterbury地域で寿司・和食の複数店舗展開しているチェーンは非常に限られるはずだが、該当しそうな店の検討がまるでつかない
ここで紹介する理由
求人内容自体は衛生管理(Safe Food Proアプリの使用、衛生規則遵守)や食品安全の監督が明記されており、またNZの資格フレームワーク(NZQCF)に基づく条件も示されているなど具体的。
また、提示されている時給$42 – $50.34 を週40時間勤務として年収換算すると$87,360 ~ $104,707とニュージーランドの平均年収を上回る額が提示されています。 2025年9月現在までに当ブログで記録されているシェフの求人募集年収は平均$55,687~$65,292であることから、この求人が実在する企業によりものだとしたら、守備範囲は超広大であるものの、給料面では極めて破格の高待遇と言える。
応募するかどうかの判断は慎重に
求人に興味を持たれた方は、JobSpace上で応募する前に、Hire Minds Recruitmentのウェブサイトに記載の連絡先に直接、今回の求人内容について問い合わせる事を強くお勧めします。
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リンク:求人の英語原文

