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基準外広告:ベルベット(鹿茸)エクスポーター■ クライストチャーチ

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当ブログでは、日本語が必須・有利であること、または日本の技術・知識・経験が求められているニュージーランド国内の求人広告を対象に、英語で募集されている求人に限って独自に統計を取り、その一部をご紹介しています。

ただし、英語で募集されていても、表現が曖昧だったり、当ブログの基準に合致しない求人も存在します。
なかには「これは書き方の問題では?」と感じるものもあり、判断が分かれるケースもあります。

そこで当ブログでは「基準外求人」として、統計には含めていないものの、読者の判断に委ねるべき求人を取り上げ、当ブログとしての考察や注意点を添えてご紹介します。

目次

求人原文

本稿では求人内容の日本語化を行っておりません。
下記のスクリーンショットを見て求人に興味を持たれた方は記事の最後に用意している英語原文リンクからご覧ください。

掲載元:Trademe
掲載日:19 November 2025
広告主:Daily Rise Trading Ltd
求人企業:同上
ポジション: Export Administrator
勤務形態: Full time
勤務地:Christchurch City, Canterbury
給与:$25 – $35 per hour
広告主サイト:不明

求められている日本(語)に関連した能力

日本語会話ができると有利

原文まま:The ability to speak Chinese, Japanese, or Korean is an advantage but not essential.

基準外とした最大の理由

ニュージーランド企業として法人登記は確認できるため、会社自体は存在しています。求人広告だけを見ると極めてまともに見えますが、登記簿上の会社所在地は事業主の住宅であり、そこがオフィスかどうかは不明。

また、電話番号やメールアドレスなどの連絡先だけでなく、ウェブサイトやSNSアカウントなど企業情報も全く確認できず、実際の活動状況が不明。

取扱商品はVelvet(鹿の若い角、鹿茸・ベルベット)のようですが、ニュージーランドの業界団体New Zealand Deer Velvetのサイトによると、ニュージーランド産ベルベットを輸出できるのは、第一次産業省(MPI)から認可を受けた包装工場と加工業者のみで、承認と監査を受けたリスク管理プログラムを保有する必要がありますが、同団体サイトに掲載されている輸出業者リストには、今回の広告主名は確認できませんでした(2025年11月20日現在)。

ここで紹介する理由

第一に、輸出業者としての最低限の条件である、第一次産業省(MPI)からの認可の有無を確認する必要があります。しかし、求人広告自体は具体的かつ明確に事業内容が記載されており、内容だけを見れば「実際に事業を行っている会社」という印象を受けます。
さらに、Trademeに掲載されている担当者名は、会社登記上の事業主名と一致していることも確認できます。

応募するかどうかの判断は慎重に

輸出認可や事業実態を確認できない企業に、個人情報が満載のCVを送ることはリスクがあります。
応募前に十分に検討してから行動することをおすすめします。

この情報がお役に立てたなら、広告のクリックで当サイトの運営を応援していただけると嬉しいです

リンク:求人の英語原文

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