ニュージーランドの主な経済指標の発表スケジュールをまとめました。
2024年12月16日月曜日- 第51週は以下が予定されています。
ニュージーランド:主要経済指標カレンダー
16日 | BusinessNZ PSI Nov | 11月 BusinessNZ サービス業景況感指数 |
Selected Price Index Nov | 11月 特定商品価格指数 | |
17日 | Treasury Half-Year Economic and Fiscal Update | 財務省 半年ごとの経済・財政 見通し |
18日 | Westpac-MI Consumer Sentiment Dec | 12月 Westpac・メルボルンインスティチュート 消費者信頼感 |
Current Account Q3 | 第3四半期 経常収支 | |
19日 | GDP Q3 | 第3四半期 国内総生産 |
ANZ Business Confidence Dec | 12月 ANZビジネス信頼感 | |
20日 | ANZ Roy Morgan Consumer Confidence Dec | 12月 ANZ・ロイモーガン 消費者信頼感 |
Trade Balance Nov | 11月 貿易収支 |
2024年はニュージーランドに住む皆さんやニュージーランドで生活することを検討される方々が、ニュージーランド経済に興味をもち、ご自身のニュージーランド生活に直接結びつけてることで、より豊かな生活をニュージーランドで送れる一助になれたら嬉しいとの願いから、可能な限り毎週コメントを加えてきましたが、いかがだったでしょうか。
今回で年内最後のコメンタリーとし、年明けは経済カレンダーのみのシンプルなものに戻すか、コメンタリーを継続するか、または別のものにするかなど考えたいと思います。
皆さんのご意見・ご感想を下記コメント欄やお問い合わせ欄、またはX (旧Twitter) からお寄せいただけると嬉しいです。
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年内最後のコメンタリーは、伝統のクリスマスフルーツケーキについて。
2024年後半に入り、インフレも落ち着き、2025年には消費が回復することで、景気の回復が数字としてはっきりと見えてくると予想されています。ここ数年の物価上昇を考えれば、家庭で作る伝統的なクリスマスフルーツケーキの材料も値上がりしているであろうことは想像に難くありませんが、Westpacがその実態をチャートにまとめていました。
それによるとクリスマスフルーツケーキの主な材料は、コロナ前と比べて35%も値上がりしているそうです。特にドライフルーツの値上がりが顕著で、バターや砂糖、卵なども大幅に価格が上昇しているとのこと。
ケーキを作らない人でも、卵やバターなど、日常的に使う食材の値段が上がったことに気づいている人は多いでしょう。「すごく値上がりしたよね」と感じる一方、逆に「少し前よりは安くなったな」と思う人もいるかと思います。
こうした食品の価格変動も、経済全体の動きと深く関わっています。
食品のような日々消耗する物の場合は価格変動を予測できたとしても、それを一般家庭の節約に大きく役立てることは難しいかと思います。
しかしそれでも価格が上昇しやすいものを事前に買い置きしておくことで将来の出費を抑えることに繋げるなど、経済動向を理解していると、どのタイミングで買うのが得だったり節約につながるなど、より賢い判断がしやすくなります。
経済を知ることは、生活していくうえでより賢い判断をするために必ず役立ちます。これまで経済に興味を持ってきた方も、そうでなかった方も、経済の動きにより目を向け、よりスマートな選択をできる力を養い、より豊かなニュージーランド生活を実現できることを願っています。
これら1つ1つの経済指標の発表から、どのようなことが分かるのか? 個人の日常生活にどのようなインパクトを与えるのか?についてリストにまとめた下記記事も併せてご覧ください。
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