ニュージーランド経済 第52週 ~2025年 第2週迄

今週の主なニュージーランド経済指標 経済

ニュージーランドの主な経済指標の発表スケジュールをまとめました。
2024年12月23日月曜日- 第52週および2025年第1-2週迄、以下が予定されています。

第52週(12月23日~27日)No data release発表予定なし
第1週(12月30日~1月3日)No data release発表予定なし
第2週(1月6日~1月10日)8 Jan: ANZ Commodity Prices Dec1月8日 12月 ANZコモディティプライス
ものかん
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2024年は皆さんにとってどのような年になったでしょうか。多くの事業経営者にとっては、3月の時点でコメント(下記)したようになったのではないか?と思いますし、

ものかん
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記事:ニュージーランド経済 第12週 2024年3月18日
コメントからの抜粋

多くの事業経営者にとって2024年は利益を拡大させるという本来の経済活動よりも、「生き延びる」事によりウェイトをかける年となりそうです。

また個人もローンを抱える方はなおのこと、そうではない方も失業や物価高などの影響を受けて以前にもまして節約したという方が多かったと思います。

2025年は2月にさらなる利下げ(現時点では0.5%または0.75%)が見込まれており、また中期以降に経済回復が表立って見えてくるだろうことが予想されています。

経済全体では良いことですし、住宅や自動車ローンを抱える人の返済が楽になるなども見込めますが、25年は個人が無条件でリラックスできる状況ではない事に注意が必要です。

経済回復の動き方は常に、国が最初。次に企業。最後が個人です。

この意味は、数字の上で国が経済回復を体感し、次に企業が利益を上げ、最後に個人が昇給したりするのです。
経済の回復は緩やかながら見えてきていますが、これを実感できている企業はまだまだ少なく、現在も赤字を食い止めることに注力している企業のほうが多いです。

事実、人材を削る企業が多いので失業率も上昇を続けているわけですが、「中期以降に経済回復が見える」のなら、企業がそれを実感できるのは後期ということになり、「失業率は中期以降まで悪化をたどる」という事でもあります。

なぜか?
労働(従業員)需要は景気循環全体の最後に部分。個人の部分だからです。

2025年は景気が良くなっていくぞ!というムードの中で少なくとも前半は失業率がじわじわと上昇を続けていく展開になることが予想できます。

このように、経済を知ることは近い将来がどうなるか予測を立て、どう動くべきか方針を決めることに役立てるなど国や企業はもとより個人の生活にも重要です。

「ただでさえ経済には興味がないのに、それが英語でとなるとお手上げ」。という方もいるかと思いますが、日本を離れ外国に住んでいるというだけで不利な状況にいるわけですから、少しでも経済に興味を持ち、皆さんのニュージーランド生活に役立ててもらえたら幸いです。

メリークリスマス & ハッピーニューイヤー!

これら1つ1つの経済指標の発表から、どのようなことが分かるのか? 個人の日常生活にどのようなインパクトを与えるのか?についてリストにまとめた下記記事も併せてご覧ください。

ニュージーランド経済指標リスト: 意味と生活への影響
ニュージーランドの経済を探る鍵となる主要な経済指標を英語と日本語で一覧にしました。これらの指標が何を意味し、日常生活にどのような影響を与えるか、ぜひチェックしてみてください。経済動向を読み解き、より賢い金銭計画を立てる手助けになります。

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