当ブログ「ニュージーランドのお金」では、
ソーシャルネットワークとして X(旧Twitter)@nznomoney を活用してニュージーランド在住の日本語話者およびニュージーランドでの生活や経済に興味のあるの読者の皆さんと日々つながっています。
本記事では、前週(月曜〜日曜)の1週間 Xでブログ筆者 ものかん が発信した投稿の中から、気になったニュースや話題をあらためてピックアップしてまとめています。
主なテーマはニュージーランドと日本に関連のあるトピックまたはニュージーランド国内の以下の内容:
- 経済・仕事・社会
- 仕事・キャリア
- 暮らしや制度
- ちょっと気になったニュースや話題 など
ものかんが個人的に気になったことに、現地からのひと言コメントを添えたり、添えなかったり。
気軽に流し読みできる形でお届けしています。
「ちょっと気になる」「へ〜そうなんだ」くらいの感覚で、どうぞゆるっとお楽しみください。

気になる話題があれば、ぜひ「いいね」や「リポスト」等で教えてください。反応があると、すごく励みになります!
前週の注目トピック
Air NZの次期CEOに10月就任するのは、同社CDO(最高デジタル責任者)のNikhil Ravishankar氏。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 31, 2025
へぇ、デジタル部門のトップが経営トップかと思いきや、調べたらアクセンチュアの地域MD経験があり、さらにVector NZでもCDOを務めたテック出身の実力派。https://t.co/pgdfYvralH

Xに書いたとおり、私の第一印象は「次期ニュージーランド航空CEOはテック系の実力者か」というものでした。が、ニュースには在NZ邦人も理解しておくべき非常に興味深い「つづき」がありました。
ニュージーランドは多民族国家で、多様性を尊重する国という印象を持たれがちですし、子どもの学校などでもインクルーシブな教育が行われていますが、いざ国を代表する航空会社のトップにインド出身(≒外国人)の人物が就任すると発表された途端、その建前の下に隠れていた本音が噴出。SNS上では誹謗中傷や差別的なコメントが相次ぎ、複数のウェブメディアがコメント欄を閉鎖する事態に発展しました。
Nikhil Ravishankar氏は、インド生まれ・ニュージーランド育ち。
Mt. Albert Grammarに通い、オークランド大学を卒業。Telecom(現One NZ)からキャリアをスタートし、一貫してNZに根を張ってキャリアを積んできている人物です。インドとNZのパスポートの力関係(ビザなし渡航できる国の数)を考えるなら、すでにNZ国籍を取得している可能性も高いと言えます(推測)。
「国際経験不足」「初CEO職がフラッグキャリアで大丈夫か?」といった実務的な懸念なら、議論として理解できますが、今回噴き出した反応はそういった類のものではなく、名前や見た目といった表層的な情報だけを根拠に、その人物を「外の人間」として否定する動きでした。
突き詰めれば、「自分たちの国で、自分たちとは異なる名前や顔をした「外の人間」が成功するのは面白くない・追い抜かれるのは我慢ならない・信用できない」等といった根っこにある感情を表面化した格好です。
どれだけこの国で生活し、貢献し、成果を出していても、出自や見た目が違うだけで、「自分たち」には含まない。多様性やインクルージョンといった言葉の裏に、「ここから先は入ってくるな」というボトムラインを引いている人たちが一定数いるということ。
もちろん、そういった人々が全てではない事は言わずもがなですが、「一定数いるし、いなくなる事もない」という事です。
ここまで読んで「それ知ってた」と思う方も多いかもしれませんが、今回の一件は日本人や、その2世・3世でも、永住者でも、市民権を持っていても「表層的な違い」だけで「その他」に分類され得るという事をはっきりと可視化した出来事だと思います。
経済・金融・ビジネス
ニュージーランド政府、2026年5月までにPaywaveなど利用する際の国内決済サーチャージを禁止にする法案を年内に国会提出予定。過剰チャージが横行している事への対策か。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 29, 2025
たぶん一時は小売価格に転嫁する店も出るだろうが長期的にはこの方が健全。https://t.co/JbmdpHonGg
ニュージーランド政府2040年までに地熱発電量を今の倍にする計画を発表👉️これは日系企業との繋がり強化とほぼ同じ意味。先ず世界の地熱発電タービン市場全体の60-70%を日本勢が押さえている。加えてNZ中堅の地熱発電企業Eastland Generationの株50%は大林組が持っている。https://t.co/Kv5HtkU8NJ
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) August 1, 2025
仕事・キャリア
どんな経済状況でも成長する企業はあるけど、今のニュージーランドホスピタリティ業界(カフェ・レストラン・パブ・クラブ等)は他業界の2倍以上の倒産リスクがあると、信用調査会社Centrixが記事内で報告。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) August 1, 2025
起業判断は「参入のタイミング」も極めて重要https://t.co/rav1C1qRqI
暮らし
3日前からニュージーランド北島ギズボーンの北部にあるRuatoriaとTokomaru Bayというヒクランギ沈み込み帯北部の2箇所で揺れが続いてるようです。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 28, 2025
知識を持つこと含め地震は備えが大事です。https://t.co/vMyTxM4d6j pic.twitter.com/pN1wkUginS

この投稿をした2日後の7月30日にロシアカムチャッカ半島でM8.8の地震がありました。繰り返しお伝えすることしかできませんが、ニュージーランドで地震が起きるとどうなる?津波警報はない。地震後に危険なのは日本ではあまりみられないアレなど。ニュージーランドに住むなら知っておくべき「ニュージーランドでの備え」ご一読ください。
https://nznomoney.com/20240301-2/

日本に読みたい本がある。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 29, 2025
が、電子では読みたくない。
オークランドライブラリーにもない。そんな時は👉️買ってくれとリクエストする手があるのをご存知ですか?
はい。オークランドライブラリーはリクエストをオンラインで受け付けてます。https://t.co/7wJLjN08FD

買ってくれ!ってリクエストできるのナイスすぎますね。他の自治体でも同様の仕組みあるのかな?
気になったネタ
ニュージーランドの企業の中にはスポーツチームとして活動するグループに助成金を提供するプログラムがあるのをご存知でしょうか。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 29, 2025
例えばRebel Sportは年間16万ドルを用意し、1チームにつき最大1万ドル提供するプログラムを用意しています。https://t.co/xTiHy2sbzB

ニュージーランドには草の根のスポーツ活動支援が様々あるので、在ニュージーランド邦人にもこういう制度や仕組みは積極的に活用される事をおすすめしたいです。
ニュージーランド在住邦人には才能があふれてる人も本当に多いよなぁ。ほとんどの場合、その才能は地道に努力を積み重ねてきた結果の才能だろうけど。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 29, 2025
おめでとうございます!来年1月、シドニーでも頑張ってください。 https://t.co/WNXgElzpkG
Sharesiesユーザーには既知の事だと思いますが、仮想通貨の取扱いが増えるようです。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 31, 2025
BTC含む複数通貨に対応予定で、関心有り表明すると早期アクセスのウェイティングリストに登録されます。https://t.co/aJTeKtlaU3
開催まで1年を切ったサッカーワールドカップ。ニュージーランド代表All Whitesも出場する今大会のNZ国内放映権はなんと国営放送局TVNZがSkyに競り勝って手にしたというニュース。
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) July 31, 2025
おおお、国営=無料放送じゃん!と思いきや、6月までに課金体制を整えるそう。https://t.co/JYfqDynB3Q
「ネルソンソーヴィニヨン」って知ってる?
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) August 1, 2025
ワインじゃなくて、ニュージーランドワイン風なビールのポップ名です。
世界のビール愛好家には既に認知度も高い。
今回、広島のしまなみブルワリーがこれ使った新作出したらしい。ちょっと気になる。 https://t.co/Chsj5sm10b
最後に
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バイトってwww そんなバイトあるのかー😯#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/fmairFa2TA
— ものかん@ニュージーランド (@nznomoney) June 25, 2025
