最終更新日:2023年3月10日
Back to Work助成金は、3000件を超える応募があったため、2023年3月9日(木)15時30分をもって助成金プログラムが停止され、今後はウェイティングリスト入りになるそうです。
情報にも鮮度があるので、知り得た情報を活かしたいなら素早い判断を心がけないと割りを食ってしまいますね。
2023年3月9日(木)16時以降に申し込みを行う企業はウェイティングリストに入るものの、政府が捻出した500万ドルの助成金が上限に達する見込みとなっているため、申請の承認が保証されるものではないそうです。
しかし、将来的に政府が追加資金を提供する場合、または資金に余裕がある場合は、ウェイティングリストに登録されている企業が優先的に審査されるとのことなので、申請条件に合う企業で、申請しそこなったというビジネスオーナーさんは今からでも申請してウェイティングリストに入っておくことをお勧めします。
オリジナル投稿
ニュージーランド政府による500万ドルの緊急支援の一環として発表された助成金「Back to Work」は、2023年1月末に起こった洪水で被害を受けた企業の支援を目的としています。
事業を経営されている方で、被害を受けた方は必読です。お知り合いの経営者にも情報をシェアしてあげてください。
*申請にはNew Zealand Business Number (NZBN)およびBusiness bank accountが必須
主な支援対象
- 被害による倒産リスクが高い企業
- 経営に非常に大きな影響を受けた企業
3つの支援カテゴリーと助成金額
- 上限5,000ドル
- レッドステッカー、イエローステッカーをオフィスや店舗などに貼られている、または洪水により現在営業できていない企業
- 上限2,000ドル
- 現在営業できているが洪水により2,000ドル以上の損失を被った企業
- 750ドル
- 現在営業できているが洪水により750ドル以上、2,000ドル未満の損失を被った企業
申請条件
- 従業員数:雇用1FTE以上、20FTE以下であること。
- 従業員数の計算:1名=1FTE(1 Full Time Employee) とし、1FTEは40時間/週に相当。 例:週20時間就労している従業員が2名いれば、1FTEに相当。
- 洪水による直接的な影響を受けていること。
- 固定資産や在庫品など(この限りではない)に損害を受け、通常の営業時間内に営業できないなどの直接的な影響を受けている。
- 設備や施設の物理的な損傷、保険の損害評価や修理の遅れや在庫の調達が困難などの理由から、営業再開の目処が立たず、顧客を迎え入れる体制が整わないことで、重大なキャッシュフローの危機に直面している。
- 洪水前と洪水後の両方において、ビジネスとして成立するものであること。
- NZの雇用法に則り、従業員に配慮して行動することを約束すること。
申請方法
助成金の受給資格を満たしている企業はオークランド商工会議所のサイトから申請できます。
ビジネス復興支援 助成金「Back to Work」の申請はこちら
申請が受理された場合、給付される助成金は返金する必要ありませんが、虚偽または誤解を招く情報を提供して受給するなどした場合は、当然ながらその限りではありません。
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