金利が高い今、定期預金を考える

お金

ニュージーランド在住者はご存じの方が多いと思いますが、ニュージーランドのOCR(Official Cash Rate = 政策金利)は2021年10月の利上げを機に1年6ヶ月の間に金利が0.25%から5.25%まで瀑上がり中。

RBNZ

2021年10月の利上げ開始以降、グラフでは階段状になっているため利上げがなかった月もあるように見えますが、OCRの発表は年7回なので実際には毎回、利上げされています。

OCRが上がるということは、(必ずとは言わないまでも)ニュージーランドの金利や利率と呼ばれるものの多くが利上がることを指しており、その中の一つに、銀行に預け入れておくだけでお金が増える定期預金の金利もあります。

つまり

ニュージーランドの定期預金金利もこの1年半で瀑上がりしています。

日本の銀行が提供しているふざけた利率の定期預金に慣れている方ならニュージーランドの銀行が提供する金利の高さをみて喜びのあまりぶっ倒れてしまう人がいるかも思うほどに高いですし、

ニュージーランドに長く居る方なら久しぶりに日本の定期預金の金利をみて「こりゃないわー 笑」 とでも呟けるよう、2カ国の定期預金金利の差を画像で用意しました。

価格ドットコム
Interest

補足ですが、日本は日銀(日本銀行)がOCRを据え置いているので市中銀行も利上げできる余地がないという方が正確で、べつに銀行が利用者をナメきっているわけではありません。

定期預金を比較検討してみよう

今回の記事でも情報ソースにしていますが、ニュージーランドのファイナンス関連の情報を取り扱っているInterestというサイトには様々な金融関連の情報があり、その中の「計算機」カテゴリーには定期預金を2つ左右に並べて比較できるTerm Deposit Calculatorというのがあります。

使い方は非常に簡単で項目に沿って必要事項を入力するだけ。

次の画像では日本円とNZドルの換算レートを分かりやすいように100円=1ドルと見立てて100万円=1万ドルとしたうえでANZの9ヶ月レートとSBI新生銀行の1年レートを使って1年間定期に入れたらどうなるのか?を比較してみました。

左がANZで右がSBI新生銀行。同じ額を預け入れても1年間で500ドル強の差が生じる。それが今のニュージーランドと日本の金利差です。

Interest

Tax rate : 利息にかかる所得税率」という項目が計算機の下から3つ目にありますが、これは下記を参照にIRDへ納めているIncome Tax (所得税)率にあわせて選択してください。無収入の方や分からないという方、または単なる比較なので大まかに分かれば良いというような方は0%を選んでください。

Inland Revenue

まあしかし、本来、比較すべきは当然ながらニュージーランド国内銀行の定期預金です。

サイト Interestの中に定期預金の比較リストがあるのでぜひとも参照してください。

Interestの定期預金比較リスト

コメント

タイトルとURLをコピーしました