ニュージーランドのお金ドットコムでは、ニュージーランド国内のローカル求人サイトや企業・団体の公式サイトに掲載された英語の求人データを独自に集計し、ニュージーランド在住の日本人や元日本永住者の就職・転職活動に役立つ最新求人市場動向を毎月分析・掲載しています。
集計対象は以下の条件に該当し、当ブログで有効と認めた英語で掲載された求人広告。
- 日本語力が「必須」である。 または、
- 日本語力が「あると有利」とされている。 または、
- 日本に関連する「知識」「技術」「経験」が求められている
本記事では、2025年5月に募集された全ての該当有効求人データを集計し、最新の求人動向を取りまとめた結果をご紹介します。
サマリー
5月は求人広告数36件、前月比+13とし、2025年(1月~5月迄)の平均該当求人広告数(37件)同等の数値まで回復しました。
これまでのところ2025年内最高求人数だった3月の48件には及ばず、5月と3月で大きく異なるのは日本関連の技術・知識・経験を求める求人数ですが、それとて3月が多かったのであり、5月の件数は平均値。

日本関連 「技術・知識・経験」 内訳
ニュージーランドには多くの日本食レストランがあるため、必然的に日本関連の 「技術・知識・経験」を求める職の多くも日本食レストラン関連のものが高い割合を占めるのが通例です。

記事:2024年ニュージーランド 日本語スキル需要企業ランキング|日本関連求人トップ10
で述べていますが日本食関連の仕事は2つの知識と1つの経験を備えれば何かしら得ることができそう。
統計月に当ブログで個別または「日本語教育関連まとめ」で紹介した求人一覧
5月に個別にご紹介した求人は5件。一般求人4件と日本語教育関連の求人が1件でした。
求人 日本語教育関連の求人情報まとめ◆2025年5月16日更新
*リンクは当ブログ内の該当求人紹介ページです。求人自体は既に募集が締め切られている場合もありますのでご留意ください。
曜日ごとの求人広告掲載数
曜日ごとの求人広告出稿については特徴的な傾向は「ほぼ見られていません」。
土・日の求人件数は少ないのではないか?という仮説もほぼ機能しておらず、今年最も多い求人広告数を記録した3月は、土曜日に出向された件数が最も多い結果でした。
今回5月は水曜日が11件で最多となりましたが、4月は木曜日、3月は土曜日、2月は火曜日が最多とバラバラです。

*カッコの意味はこちらでご確認ください。
サイト別求人掲載回数一覧
4月に該当求人数が大きく減少したTrademeですが、5月は前月比+9と大いに挽回した形になっています。
また今回はじめてLinkedInに掲載されていた求人が1件ピックアップされました。

地域別求人数一覧
5月の該当求人数は15地域で募集がありました。
毎月募集数最多地域となるオークランドは16件、前月比+3だったものの全体を占める割合は12%減という結果に。

5月の割合 | 4月の割合 | |
4都市 合計 | 74.9% | 78.2% |
オークランド | 44.4% | 56.5% |
ウェリントン | 13.9% | 13.0% |
クライストチャーチ | 8.3% | 8.7% |
クィーンズタウン | 8.3% | 0.0% |
業種別x職種別 求人広告数 クロス集計
どの業界でどのような職種が募集されているのかを表すクロス集計をみると、ホスピタリティ業界がシェフとマネージャーを募集した求人広告数が圧倒的に多いことが分かります。
当ブログの広告集計基準が、日本語力だけでなく、日本関連の知識・技術・経験を求めている求人広告なので、必然的に「日本食レストラン関連」が多く集まる形になっています。

職種別
職種別 日本語力要件と勤務形態一覧

職種別 求人広告掲載年収の平均額

業界別
業界別 日本語力要件と勤務形態一覧

業種ごとの求人広告平均年収

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