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ニュージーランド経済 第45週 2024年11月4日

今週の主なニュージーランド経済指標
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ニュージーランドの主な経済指標の発表スケジュールをまとめました。
2024年11月4日月曜日- 第45週は以下が予定されています。

5日ANZ Commodity Prices Index Oct10月 ANZコモディティ価格指数
RBNZ Financial Stability Report for 2024RBNZ 2024年 金融安定報告書
6日Unemployment Rate Q3第3四半期 失業率
ものかん
ものかん

今週は6日水曜日に発表が予定されている「第3四半期 失業率」に注目です。
ふだんカレンダーには「失業率」とだけ記していますが、単純に失業率◯%というだけでなく、業種別データや、労働コストなど失業率を含め雇用にかかる統計が発表されています。

現時点で失業率のピークは来年と予想されているなかで、先週発表されたANZビジネス信頼感指数では、今後1年間の賃金の伸びについて、前年同期比-1.4%(4.0%から2.6%に低下)と予想されている事が見えた一方で、企業の投資および雇用意欲はともに改善し、1年先までの活動見通しも前月同様に上向きを維持して10月の景況感は10年ぶりの高水準となっていました。


ニュージーランドの現在の失業率上昇について

StatsNZが公表している雇用成長率を見る指標、HLFS調査(Household Labour Force Survey)の結果は、前年比で就業者数が0.6%増えたことを示しているにも関わらず失業者も増えているのが現状。
就業者数が増えているのに、失業者も増えているということは、労働年齢に達している人が大幅に増えていることを指しており、この状況はほぼ間違いなく、少し前までの記録的な移民流入が原因だと思われます。
ニュージーランドから豪州等へ出稼ぎに出るニュージーランド人や再移住を目指すニュージーランド永住者もまた多く記録されていますが、純移民者数(人の流出入の差)はプラスを維持しているので、ニュージーランドは過去2年ほど、不況に見舞われているとはいえ深度は浅く、開いた門戸に押し寄せた移民の受け入れ(雇用という意味で)が追いついていない状況だとも考えられます。

労働コスト
給与やボーナス・インセンティブに加え、有給休暇、育児・病気休暇、雇用主負担のKiwiSaver拠出金、ACC、福利厚生など従業員にかかる総費用を指しています。

これら1つ1つの経済指標の発表から、どのようなことが分かるのか? 個人の日常生活にどのようなインパクトを与えるのか?についてリストにまとめた下記記事も併せてご覧ください。

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今週の主なニュージーランド経済指標

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この記事を書いた人

ニュージーランド在住のビジネスサポーター
「ニュージーランドのお金」執筆・運営
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NZ・豪・東南アジア・UAE・日本で市場調査や戦略設計を手がけ、スタートアップや成長企業の支援に携わってきました。

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