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ニュージーランド求人動向 2025年10月:日本語スキルや日本の経験を活かせるローカル求人データ集計結果

ニュージーランドで求められる日本語力や関連スキルを活かす求人に焦点を当てた最新状況をまとめました。ニュージーランドで日本を活かす求人市場の最新トレンドを把握し、キャリア構築や、ニュージーランドにおける日本関連の労働市場動向の把握などにお役立てください。
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ニュージーランドのお金ドットコムでは、ニュージーランド国内のローカル求人サイトや企業・団体の公式サイトに掲載された英語の求人データを独自に集計し、ニュージーランド在住の日本人や元日本永住者の就職・転職活動に役立つ最新求人市場動向を毎月分析・掲載しています。

集計対象は以下の条件に該当し、当ブログで有効とみなした英語で掲載された求人広告。

  • 日本語力が「必須」である。 または、
  • 日本語力が「あると有利」とされている。 または、
  • 日本に関連する「知識」「技術」「経験」が求められている

本記事では、2025年10月に募集された全ての該当有効求人データを集計し、最新の求人動向を取りまとめた結果をご紹介します。

目次

10月の企業求人広告活動は前月比 +1、求人件数は+6。
企業数も広告数も数字が落ち込んだ9月からは回復をみせたものの、今年に入ってからの年間平均値と比較すると、求人件数は平均36件/月と同じ値まで戻ったものの、求人企業数は平均30件/月に対して10月は27件と、企業に元気がない
事が見てとれます。

また下記サマリーからは読み取れない点として、10月は、日本語「必須」求人10件中、5件が現地校による日本語教師の募集であった事も書き記しておきます。

カッコ付の数字
該当求人:2ヶ月以内に再掲載された求人の数
例: 30(5) =求人30件のうち5件は2ヶ月以内に再掲された求人

日本語「必須」・「有利」求人:日本語力に加えて日本関連技術・知識、経験も求めた求人の数
例:日本語 「必須」 求人件数 10 (1)
=日本語力を必須とする求人10件のうち1件は日本関連の技術or知識or経験も求めた求人

補足:日本関連の 「技術・知識・経験」 を求める求人件数=日本語力は求められていません。

ニュージーランドには多くの日本食レストランがあるため、必然的に日本関連の 「技術・知識・経験」を求める職の多くも日本食レストラン関連のものが高い割合を占めるのが通例です。

記事:2024年ニュージーランド 日本語スキル需要企業ランキング|日本関連求人トップ10
で述べていますが日本食関連の仕事は2つの知識と1つの経験を備えれば何かしら得ることができそう。

表最上部の合計数は以下2項目の合算
‐ 日本関連 「技術・知識・経験」 を求めた求人件数
‐ 日本語力に加えて日本関連技術・知識、経験も求めた求人件数

10月に個別にご紹介した求人は9件。一般求人4件、日本語教育関連求人5件でした。

日本語教育関連まとめ – Wellington ◆ Queen Margaret College: Japanese teacher
日本語教育関連まとめ – Auckland ◆ Mt. Albert Grammar School: Japanese teacher
日本語教育関連まとめ – NZ ◆ Te Aho o Te Kura Pounamu: Kaiako Matua/Senior Teacher – Japanese
日本語教育関連まとめ – Christchurch ◆ Cashmere High School: ESOL and Japanese teacher (0.60 FTE)
日本語教育関連まとめ – Christchurch ◆ Cashmere High School: Senior Japanese teacher (0.50 FTE)
事業開発担当 ‐訪NZ学生グループ◆オークランド ◆ | The University of Auckland
事業開発マネージャ‐輸出市場◆オークランド ◆ 非公開 | 人材紹介会社 : Kings Recruitment
図書館および行政サービスアシスタント◆オークランド ◆ Howick Library | Auckland Council
中古車販売・調達担当アソシエイトマネージャー◆パーマストンノース ◆ | Toyoya New Zealand

* リンクは当ブログ内の該当求人紹介ページです
* 求人自体は既に募集が締め切られている場合があります
* 「日本語教育関連まとめ」ページに該当求人の掲載がない場合、募集は既に締め切られています

曜日ごとの求人広告出稿について特徴的な傾向は「ほぼ見られません」

*カッコの意味はこちらでご確認ください。

一般求人広告媒体として集客力(掲載数)が高いのは常に出稿費が無料ではなく有料掲載のSeekとTrademe。
9月はこの2媒体で、Gazetteを除いた一般求人広告全体の93.55%を占めています。

当ブログで集計する日本語力または日本語関連の技能などを求める求人に限ると、Seekに対してTrademeが苦戦しているのは明らかです。
四半期で比較すると、7月期の両社の差は4件とさほど大きく開いていないように見えますが、月次でみると、Trademeには広告出稿数の不自然な増減が見られてており、無料掲載や大幅値引きなどのプロモーションを行い、集客を狙っている可能性が濃厚です。

広告数SeekTrademe
4月期(4-6月)35件26件
7月期(7-9月)38件(+3)34件(+8)
10月20件(+10)9件(-2)
カッコ内の数字は前期比・前月比
*求人広告によっては、複数の媒体に出稿しているケースも散見されます。当ブログではそのような場合、先に出稿された媒体にカウント付けしています。

*ここでいう「求人掲載数」とは、当ブログが独自に集計している求人広告のみを対象としています。

9月の該当求人地域数は15地域。 地域数は前月比-1 となりました。

求人シェア10月9月
4都市 合計80.5% (29)86.7% (26)
オークランド50% (18)66.7% (20)
ウェリントン11.1% (4)6.7% (2)
クライストチャーチ11.1% (4)13.3% (4)
クィーンズタウン8.3% (3)0.0% (0)
カッコ内は求人件数

どの業界でどのような職種が募集されているのかを表すクロス集計をみると、毎月のことながらホスピタリティ業界によるシェフとマネージャー募集が圧倒的に多いです。

これは当ブログの広告集計基準が「日本語力」だけでなく、日本関連の知識・技術・経験を求めている求人広告なので、必然的に母数が多い「日本食レストラン関連」に集中する構造になっているためです。

有効数=該当求人のうち、給与額の記載があるもの。平均年収を算出する際の母数。
平均年収=有効数のその平均を求めたもの ー 中央値ではありません ー
*時給提示の給与は、週40時間労働とみなし52週間の年収額を適用
*人材の経験等を考慮して提示給与額に幅がある求人については、From/ to で表示
*固定額の提示はToのみとしている

有効数=該当求人のうち、給与額の記載があったもの。平均年収を算出する際の母数。
平均年収=有効数のその平均を求めたもの ー 中央値ではありません ー
*時給提示の給与は、週40時間労働とみなし52週間の年収額を適用
*人材の経験等を考慮して提示給与額に幅がある求人については、From/ to で表示
*固定額の提示はToのみとしている

月次統計:2025年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月
2024年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

NZのお金.com が有効として集計する求人広告についての詳細はこちらをご覧ください。

当ブログでご案内している全求人情報はこちらからご確認いただけます。

ニュージーランドで求められる日本語力や関連スキルを活かす求人に焦点を当てた最新状況をまとめました。ニュージーランドで日本を活かす求人市場の最新トレンドを把握し、キャリア構築や、ニュージーランドにおける日本関連の労働市場動向の把握などにお役立てください。

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