基準外広告：ビジネス開発マネージャ■ ウェリントン

当ブログでは、日本語が必須・有利であること、または日本の技術・知識・経験が求められているニュージーランド国内の求人広告を対象に、英語で募集されている求人に限って独自に統計を取り、その一部をご紹介しています。

ただし、英語で募集されていても、表現が曖昧だったり、当ブログの基準に合致しない求人も存在します。
なかには「これは書き方の問題では？」と感じるものもあり、判断が分かれるケースもあります。

そこで当ブログでは「基準外求人」として、統計には含めていないものの、読者の判断に委ねるべき求人を取り上げ、当ブログとしての考察や注意点を添えてご紹介します。

求人原文

本稿では求人内容の日本語化を行っておりません。
下記のスクリーンショットを見て求人に興味を持たれた方は記事の最後に用意している英語原文リンクからご覧ください。

掲載元：Indeed
掲載日：20 November 2025
広告主：DF Lifestyle Ltd (屋号: DeFuture Education)
求人企業：同上
ポジション： Business Development Mananger (原文のまま記載）
勤務形態： Full time
勤務地：Upper Hutt, Wellington
給与：$38 – $48 per hour
広告主サイト：https://www.defuture.co.nz

求められている日本（語）に関連した能力

日本語ができると有利

原文まま：6. Multilingual ability is an advantage (especially Chinese, Japanese, Korean, or Vietnamese).

基準外とした最大の理由

求人サイトIndeed上の、応募ボタンは ”Apply on company site”となっていますが、クリックするとDF Lifestyle社のサイトではなく、別の求人サイトJobSpaceに飛ぶようになっており、まともな求人なのかどうか、この時点で首を傾げたくなる仕様になっています。

また同社が運営する DeFuture Education のウェブサイトを見ると、確かに International Student Services（留学生向けサービス） を提供していると謳っていますが、サイト全体の内容は非常に薄く、文章の多くがネット上から拾った情報を流用したかのような印象を強く受けます。

サングラスを掛けた人物画像と外国の文字で書かれた名前よるUpdates記事がある教育関連サイトをみたことがあるでしょうか。

さらに問題なのは、利用規約関連（Terms & Conditions, Privacy Policy, Cookie Policy） の内容。

通常、利用規約関連のページには、サイト利用者やサービス利用者に向けて 具体的な契約条件や権利・義務、責任の範囲 が明示されています。

が、しかし同社のページでは「企業が利用規約を書くためのガイド」 が載っています。
つまり、利用者にとって必要な情報は何もなく、法的にも信頼できず、安心してサービスを使える状況だとはとても言えません。

ここで紹介する理由

同社はニュージーランド企業として法人登記が確認できます。
また屋号や、ウェブサイトURL、連絡先Emailアドレスなども明記されており、登記簿情報だけで比較すると「平均的な企業よりも公開情報が多い」と言えます。
さらにウェブサイトにも会社の住所や連絡先が掲載されており、連絡面での透明性はある程度は「ある」と言えます。

ウェブサイトの内容について、コピーライト表記が 2025 となっていることから、最近立ち上げたばかりで、そのために現時点で内容が薄い可能性も排除できません。

今後 ウェブサイトをきちんと整備していく過程にある可能性があり、ともすればBusiness Development Manager の役割には、サイトの充実や企業認知度の拡充も含まれる可能性があるかもしれません。

応募するかどうかの判断は慎重に

応募を検討される方は、先ず、直接ウェブサイトに記載のEmailアドレスに連絡をして、人事担当者とコミュニケーションを取ったうえで十分に検討し、安心・安全を確保したうえで応募することをおすすめします。

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リンク：求人の英語原文