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ニュージーランド求人動向 2025年6月:日本語スキルや日本の経験を活かせるローカル求人データ集計結果

ニュージーランドで求められる日本語力や関連スキルを活かす求人に焦点を当てた最新状況をまとめました。ニュージーランドで日本を活かす求人市場の最新トレンドを把握し、キャリア構築や、ニュージーランドにおける日本関連の労働市場動向の把握などにお役立てください。
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ニュージーランドのお金ドットコムでは、ニュージーランド国内のローカル求人サイトや企業・団体の公式サイトに掲載された英語の求人データを独自に集計し、ニュージーランド在住の日本人や元日本永住者の就職・転職活動に役立つ最新求人市場動向を毎月分析・掲載しています。

集計対象は以下の条件に該当し、当ブログで有効と認めた英語で掲載された求人広告。

  • 日本語力が「必須」である。 または、
  • 日本語力が「あると有利」とされている。 または、
  • 日本に関連する「知識」「技術」「経験」が求められている

本記事では、2025年6月に募集された全ての該当有効求人データを集計し、最新の求人動向を取りまとめた結果をご紹介します。

目次

6月の企業求人広告活動は前月とほぼ変わらず横ばい。
当ブログで集計している求人とニュージーランド全体の求人を比較しても状況改善に向けた動きはみられていません。
また、この統計からだけでは見えにく季節的な傾向として、観光関連の求人が増える点を挙げておきます。
それらを把握したい方は、毎週更新している求人まとめを継続的にご覧いただくか、有料にてカスタマイズした情報をご提供していますのでお問い合わせください。

カッコ付の数字
該当求人:2ヶ月以内に再掲載された求人の数
例: 30(5) =求人30件のうち5件は2ヶ月以内に再掲された求人

日本語「必須」・「有利」求人:日本語力に加えて日本関連技術・知識、経験も求めた求人の数
例:日本語 「必須」 求人件数 10 (1)
=日本語力を必須とする求人10件のうち1件は日本関連の技術or知識or経験も求めた求人

補足:日本関連の 「技術・知識・経験」 を求める求人件数=日本語力は求められていません。

ニュージーランドには多くの日本食レストランがあるため、必然的に日本関連の 「技術・知識・経験」を求める職の多くも日本食レストラン関連のものが高い割合を占めるのが通例です。

記事:2024年ニュージーランド 日本語スキル需要企業ランキング|日本関連求人トップ10
で述べていますが日本食関連の仕事は2つの知識と1つの経験を備えれば何かしら得ることができそう。

表最上部の合計数は以下2項目の合算
‐ 日本関連 「技術・知識・経験」 を求めた求人件数
‐ 日本語力に加えて日本関連技術・知識、経験も求めた求人件数

5月に個別にご紹介した求人は6件。一般求人4件と日本語教育関連の求人が2件でした。

ビジネスアドミン アシスタント(エントリーレベル)◆オークランド ◆ | ZOZO New Zealand
日本語教育関連まとめ – Remote ◆ Te Aho o Te Kura Pounamu: Kaiako resource developers – Y1-10
在ニュージーランド日本国大使館職員◆ウェリントン ◆ | Embassy of Japan
日本語教育関連まとめ – Auckland ◆ Lynfield College: Japanese Language Teacher
AllBlacks Experience ガイド兼カスタマー エクスペリエンス◆オークランド ◆ All Blacks Experience | Te Rūnanga Group
経理担当者/コーディネーター◆タウランガ ◆ Mpac | Mount Pack & Cool

* リンクは当ブログ内の該当求人紹介ページです
* 求人自体は既に募集が締め切られている場合があります
* 「日本語教育関連まとめ」ページに掲載がない場合、募集は既に締め切られています

曜日ごとの求人広告出稿について特徴的な傾向は「ほぼ見られません」が、6月(下記)の掲載状況を前月と見比べると、他の曜日と比べて、水・木に若干ながらより多くの求人が出されていますので、今後もこの傾向が続くのかどうか見ていきたいと思います。

*カッコの意味はこちらでご確認ください。

一般求人求人広告媒体として集客力(掲載数)が高いのは常に出稿が有料なSeekとTrademeで、6月もこの2媒体で全体の70%弱を占めています。

しかし求人数が停滞している直近3ヶ月でこの主要2媒体に注目してみると、安定しているように見えるSeekに対して、Trademeは求人件数が大きく上下しているのが下記のとおり分かります。

Trademeだけを見れば景気不透明感が払拭されず企業求人数も上がってこない中での理由のない一時的な動き と言えないこともありませんが、Seekに同様の動きはみられていないので、企業が求人出稿先としてどちらの媒体をより有効とみているのかが透けて見えるようにも思えます。

そしてTrademeが出稿主の流出を防ぐためにキャンペーンなどを行って食い止めようとしているふうにも見て取れないこともありません。

広告数SeekTrademe
4月10件(-3)4件(-17)
5月10件(±0)13件(+9)
6月15件(+5)9件(-4)
カッコ内の数字は前月比

*求人広告によっては、複数の媒体に出稿しているケースも散見されます。当ブログではそのような場合、先に出稿された媒体にカウント付けしています。

6月の該当求人数は14地域で募集があり前月比-1 となりました。
毎月募集数最多地域となるオークランドは今回20件、57%の求人シェアとしています。
多くの方がニュージーランド国内最大の商業都市オークランドに求人が集まるのは当然のことと感じていると思いますが、

求人シェア6月5月
4都市 合計74.2% (26)74.9% (27)
オークランド57.1% (20)44.4% (16)
ウェリントン5.7% (2)13.9% (5)
クライストチャーチ5.7% (2)8.3% (3)
クィーンズタウン5.7% (2)8.3% (3)
カッコ内は求人件数

どの業界でどのような職種が募集されているのかを表すクロス集計をみると、毎月のことながらホスピタリティ業界によるシェフとマネージャー募集が圧倒的に多いです。

これは当ブログの広告集計基準が「日本語力」だけでなく、日本関連の知識・技術・経験を求めている求人広告なので、必然的に「日本食レストラン関連」が多く集まる形になっているためです。

有効数=該当求人のうち、給与額の記載があるもの。平均年収を算出する際の母数。
平均年収=有効数のその平均を求めたもの。
*時給提示の給与は、週40時間労働とみなし52週間の年収額を適用
*人材の経験等を考慮して提示給与額に幅がある求人については、From/ to で表示
*固定額の提示はToのみとしている

月次統計:2025年 1月2月3月4月5月
2024年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

NZのお金.com が有効として集計する求人広告についての詳細はこちらをご覧ください。

当ブログでご案内している全求人情報はこちらからご確認いただけます。

ニュージーランドで求められる日本語力や関連スキルを活かす求人に焦点を当てた最新状況をまとめました。ニュージーランドで日本を活かす求人市場の最新トレンドを把握し、キャリア構築や、ニュージーランドにおける日本関連の労働市場動向の把握などにお役立てください。

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この記事を書いた人

ニュージーランド在住のビジネスサポーター
「ニュージーランドのお金」執筆・運営
堅実なデータをもとに経済・ビジネス情報を発信

NZ・豪・東南アジア・UAE・日本で市場調査や戦略設計を手がけ、スタートアップや成長企業の支援に携わってきました。

Xでは主に「日本&NZ」に関連した時事ネタやビジネスの裏話をゆるっと発信中。
情報は少し硬めですが、性格は柔らかめなので気軽にフォロー&絡んでください。DMも歓迎!

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