更新有 基準外広告:シェフ ◆テカポ

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2026年10月29日NZT午後の時点で、求人原文の給料提示から「年収」が消え、「時給」のみの掲載に変更されている事を確認しました。従いまして該当の求人は基準外ではなく、当ブログの基準を満たしていると判断し、集計にも加えたことをお知らせします。

当ブログでは、日本語が必須・有利であること、または日本の技術・知識・経験が求められているニュージーランド国内の求人広告を対象に、英語で募集されている求人に限って独自に統計を取り、その一部をご紹介しています。

ただし、英語で募集されていても、表現が曖昧だったり、当ブログの基準に合致しない求人も存在します。
なかには「これは書き方の問題では?」と感じるものもあり、判断が分かれるケースもあります。

そこで当ブログでは「基準外求人」として、統計には含めていないものの、読者の判断に委ねるべき求人を取り上げ、当ブログとしての考察や注意点を添えてご紹介します。

目次

求人原文

本稿では求人内容の日本語化を行っておりません。
下記のスクリーンショットおよび本稿を見て求人に興味を持たれた方はご自身でネット検索してください。

掲載元:Seek
掲載日:27 October 2026
求人主:Kohan Limited
求人企業:同上
ポジション: chef
勤務形態: Full time
勤務地:Lake Tekapo
給与:$82,000 per year (Hourly; $52.50とも記載)
広告主サイト:https://kohannz.com

求められている日本(語)に関連した能力

  • 日本料理シェフとして2年以上の実務経験 必須
  • 日本料理の食材・調理技法・下ごしらえ・盛り付けに関する知識と実践経験 職務上必要
  • 寿司・刺身・天ぷら・照り焼き・丼物などの調理経験 歓迎
  • 日本の伝統的な食材、出汁、ソース、調味料、盛り付けへの精通

原文まま:

  • At least two years of relevant professional experience as a Japanese Cuisine chef.
  • The position requires sound knowledge and practical experience in Japanese cuisine, including traditional ingredients, cooking techniques, food preparation methods and presentation standards.
  • Experience preparing sushi, sashimi, tempura, teriyaki, donburi and other Japanese dishes.
  • Familiarity with Japanese ingredients, traditional stocks, sauces, seasonings and food presentation styles.

基準外とした最大の理由

給与表記および労働時間と支給額の関係が不透明
→広告には「年収 $82,000」と「時給 $52.50」という2つの給与形態が併記されており、「最低労働保証時間: 週30時間(平均労働時間: 週40時間)」と記載されています。

原文:Guaranteed 30 hours ( average 40 hours)

2026年10月29日NZT午後の時点で、求人原文の給料提示から「年収」が消え、「時給」のみの掲載に変更されている事を確認しました。(下記画像参照)



仮に時給契約($52.50/時)の場合、最低保証の週30時間労働であれば「$52.50 × 30時間 × 52週 = $81,900(約$82,000)」となり、広告の年収額と一致します。

しかし、実態である「平均週40時間」働いた場合は「$52.50 × 40時間 × 52週 = $109,200」となり、提示年収を大きく上回ることになります。

一方で、これが年収固定契約($82,000/年)である場合、週40時間働いた際の実質時給は「約$39.42」まで下がることになります。

このように、「時給契約で週40時間働くのか」「年収契約で平均週40時間働くのか」によって、1年間働いた際の実際の収入や時給単価に大きな差が生じる表記となっています。

応募・面接時に契約形態(時給制か固定年俸制か、超過勤務の扱いなど)を明確に確認する必要があるため、当サイトでは警戒の意味を込めて「基準外求人」として分類しました。

ここで紹介する理由

レストラン自体はニュージーランドにおいて「老舗」と言えるほど長年営業を続けている有名店です。

また、仮に年収$82,000の固定契約だったとしても、当ブログで集計した日本関連スキルを求めた2025年のChef/Cookフルタイム求人の平均年収($61,108 ※週40時間換算)を約34%上回る高待遇であることには変わりありません。

応募するかどうかの判断は慎重に

日本関連スキルを求めたシェフの求人としては金額面では高待遇であることに間違いありませんが、給与体系や労働条件の認識にずれがあると、就労後に「思っていた条件と違う」というトラブルに発展しかねません。

もしこの求人への応募を検討される場合は、選考過程で以下の3点を明確にすることをおすすめします。

  • 雇用契約の形態(時給制か、年俸固定制か)
    • 提示されている「$82,000」は固定年俸なのか、それとも「時給$52.50」をベースとした目安の年収表記なのか要確認
  • 週40時間(平均)働いた場合の給料支給額
    • 時給制の場合は週40時間働いた分だけ時給が支払われるのか、年俸制の場合は週40時間を超えた分に対して残業手当が支給されるのかを要確認
  • 繁忙期の労働時間と手当の扱い
    • 平均週40時間ということは、繁忙期には週40時間を超える勤務が発生する可能性が大いにあります。その際の残業の扱いや支払い基準を要確認

そして、これら確認した諸条件の内容が雇用契約書に記されている事が明確になれば、ニュージーランドで日本関連スキルを求めたシェフの求人広告としては金銭面で非常に魅力的な待遇です。

2026年10月29日NZT午後の時点で、求人原文の給料提示の変更が認められ、不明瞭な点がなくなったことから、むしろシェフの求人としては給料面で非常に高待遇な求人となりましたため、当ブログでも別途ご紹介しています。

求人に興味を持たれた方は、こちら から当ブログの個別紹介記事にて求人内容を日本語でご確認されるか、または、下記のリンクから直接求人情報をご確認ください。

求人原文はこちら

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この記事を書いた人

ニュージーランド在住20年以上。
現地の生活、仕事、お金、ビジネスに関する情報を、実体験と一次情報をもとに発信しています。

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